タイ社会の全体像

2008年7月18日発売
50年以上タイにかかわりタイ研究の第1人者と呼ばれてきた著者が、社会に今も根づく伝統的人間関係と人的気質を解析した本格的研究3部作の完結編
タイ社会の全体像
田中忠治(東京外国語大学名誉教授、富山国際大学学長)
ISBN 978-4-8175-1272-7 B6判上製 380頁 定価3,456円(税込)

『タイ入門』『タイ歴史と文化』(いずれも弊社刊)によりタイ研究の第1人者とされてきた著者が、その後の研究成果を集大成する本書によりタイ社会の全体像に迫る。民主化、王制維持、そして軍事クーデターなど、変貌するタイ社会の中で脈々と息づく民衆の根本原理を説き明かし、西欧社会の原理とは異なるものによって維持されている現状を分析。

-主な目次-

第1部 タイ社会の特殊性

   第1章 伝統的人間関係 
   第2章 王制の支配原理と王制イデオロギー
   第3章 支配原理の継承
   第4章 伝統的価値観
第2部 タイ社会の普遍性と制度

   第1章 貨幣経済化に伴う制度変化
   第2章 西洋資本主義浸透に伴う制度変化
   第3章 立憲革命後の軍事政権誕生に伴う制度変化
   第4章 学生決起と軍事政権崩壊に伴う制度変化
むすび タイ社会の全体像-タイ農民は、なぜ常に貧しいのか


タイ入門
田中忠治 著
ISBN 978-4-8175-1154-6 B6判上製/392頁 定価 3675円(税込)
タイで起こるさまざまな社会現象を単発的・偶発的事件ととらえるのではなく、伝統的価値観と関連づけることで動的な「流れ」として描く入門書。
タイ歴史と文化
田中忠治 著
ISBN 978-4-8175-1155-3 B6判上製/256頁 定価 2625円(税込)
タイ社会を説明するカギは何か? タイ固有の歴史・文化を支えてきた社会関係としての保護-被保護関係を軸に現代のタイを分析しようとする労作。