現代ベトナム入門
ロングセラーとなったベトナム入門書に最新事情を増補!
現代ベトナム入門 増補改訂版
─ドイモイが国を変えた
松尾康憲(共同通信社・元ハノイ支局長)著
ISBN 978-4-8175-1274-1 B6判上製 360頁 定価2,808円(税込)

通信社の特派員として3年間ベトナムでナマの生活を味わった著者が、自身の体験をもとに、刻々と変貌するドイモイ・ベトナムの最新事情を報告。
世界ではじめてSARSを制圧したことに象徴されるように、共産党一党独裁ではありながら、情報公開や民主化を進め、市場経済化やグローバル化への対応を急いでいるこの国の、「熾烈な戦禍(から)・・・ようやく一世代を経たベトナム国民が各分野で力強く社会発展に挑んでいることを読み取っていただければ幸いである」(あとがきより)

──目次から──
序・ベトナム概観――国土と住民、経済・政治、歴史、宗教
1  歴史となったベトナム戦争――米国の独善には反対
2 カムラン湾の回収――さらばソ連モデル
3 進む情報公開――海外には誤解も
4 上からの民主化――緩まる社会の枷
5 国民の満足度は世界一――ドイモイで経済飛翔
6 中国との特殊な関係――熾烈な駆け引き
7 ASEAN加盟の重み――国家観の転換も
8 最大援助国、日本――「顔」ある外交を
終 ベトナム二都物語
2005.6.12.朝日新聞 書評欄

現代ベトナム入門
松尾康憲 著
4月に戦争終結30周年を迎えたベトナム。共産党主導で86年に着手した独自のドイモイ(刷新)路線が功を奏し、市場経済化、情報公開、民主化が進んだ結果、今世紀に入るや「アジアでは中国に次ぐ高成長国になった」という。本書は熾烈な抗戦の歴史をふまえつつ、外交や国防から起業ブームや貧富の格差、文化や宗教まで、変貌する「しなやかでしたたかな」同国の現状と課題を詳細に伝える。剃髪し仏教僧も体験した著者は共同通信前ハノイ支局長。(日中出版・2625円)

2005.6.21.付(6.14.発売)週刊エコノミスト 書評欄

現代ベトナム入門
松尾康憲 著
日中出版、2625円
ベトナム戦争終結から30年、1986年のドイモイ(刷新)宣言から20年のベトナムを、昨年末まで現地に駐在したジャーナリストが報告。米国、ロシア、中国、そして日本との関係、歴史的背景から、市場化する経済と人々の暮らし、SARS騒動、果てはベトナム僧体験入門まで、体当たりで描く「ベトナム丸かじり編」。

2005.6.9.共同通信配信 新刊紹介

「現代ベトナム入門」
(松尾康憲著)
ソ連が崩壊し、新生ロシアは帝国解体を進め、中国は市場経済を加速して共産党指導下の帝国再興への道を歩む。さて二つの大国のはざまで生きる「小国」ベトナムは?
共同通信のハノイ特派員として、ドイモイ(刷新)の最新事情を取材した現地報告。ベトナム戦争終結から三十年。現代ベトナムの紹介本は少ないだけに貴重だ。
チャイナ・ウオッチャーでもある筆者の、中国社会主義からドイモイを分析する視点は明解である。剃髪(ていはつ)してベトナム僧になる体験ルポも面白い。
(日中出版・二六二五円)